日本の食文化「米」に想いを繋ぐ
.jpeg)
茅野市宮川で大正9年創業
地元の食文化を繋いできた三代続く米屋
入倉米穀 三代目店主 入倉一郎さん
地元の移り変わる時代と共に生きるお米屋さん。
初代から二代目、三代目と、どの様に変わっていったのか…。
この宮川商店街はカンテンでとても栄えていた街。
その時代から代が変わる毎に店主の想いを引継ぎながら
初代、二代目から更に発展させた三代目。
現在、
地元[茅野・原・富士見]の学校給食のお米、
地元スーパー各店舗への卸、
こだわりある地元の米屋として、
実は、この地を担ったお米屋さん。
スーパーで米袋の裏を見ればもしかしたら入倉米穀さんなんてことも…
三代目の強い想い…
これは、《身土不二》にも繋がる。
地元の物を食すと身体に良い。
地元の物をコストをかけずに食す。
Co2削減にも繋がるという。
知らずにいた事を沢山お聞きして驚きました。
まず、学校給食では
茅野市は茅野の米
原村は原の米
富士見町は富士見の米
地産のお米を子供達が食べているということ。
そして、
長野県は晴天率も高い。
その為、湿気が少なく米が病気にかかりにくい上、
害虫もつきにくい。
農薬(殺虫・殺菌・除草剤)が少なくて済む、とても恵まれた環境。
「そんな安心安全である地元の米をたくさんの方に食べて欲しい。」
と、入倉社長。
さらに、
湿気の多い隣県では農薬が倍。
長野の土壌はとても良い。
そして低農薬で済む。
県毎の農薬の基準値、長野県は隣県の約半分。
全く知りませんでした。
昔は他県のブランド米も扱っていたそうですが、
今は、大半が長野県産のお米ということです。
そして、長野県産のお米にはそれぞれ物語があるそう。
地元、米沢米は殿様に献上していた…
蓼科山から水路を築いて水田を作った市川五郎兵衛…など。
そんなお話をお聞きするのも愉しい。
「某総合スーパーでは何でも揃う。
お肉も野菜も、電化製品も、日用雑貨も。
でも、例えば肉の専門店で買った方が希望の肉が買えて、
スーパーで買うより実は安い。」という。
「お米も同じで、米屋で買った方が
[工場直売]安いに決まっている。」
…納得でした。
しかも、好みを相談できる利点もある。
柔らかいお米が好みとか、かためが好きとか。
入倉米穀さんには、お米マイスターもいる。
お米談義に花が咲くことも。
是非、主婦の方やママ達に知って欲しいお話ばかりでした。
お米にもランクがあるそうです。
「最高級の特Aである飯山や佐久、
そして南信地域があり、米の粒ひとつひとつがしっかりしている。
美味しいお米は、ちょっと炊き方間違っていても美味しい。」
入倉社長の最後の晩餐は
特Aの塩おにぎりで人生を締めくくりたいと。
それほどまで美味しいという特A…
その特A8割とミルキークイーン2割のブレンド
1番人気のオリジナル商品
【鉄人のわがまま仕立て】
名だたる有名ホテルの料理長達を唸らせたお米
毎日食す物だからこそ
幸せな喜びを感じたいですね。
改めて日本の食文化「米」の奥深さを感じました。
想いのある店主。
その店主入倉社長自ら足を運び、直接農家と繫がる。
作り手がわかっているので安心・安全なお米は提供出来る。
想いの詰まったお米を私達が毎日食し、
その想いを知らずとも子供達が毎日お米を食す。
そんな毎日の繰り返しが想いを繋ぐ事なのかもしれません。
地元を愛する入倉米穀さんの食文化を繋ぐ想い。
そんな想いを知り、とても喜びに感じました。
美味しいお米を毎日食す
笑顔が増える
そんな未来が描けますね。
少しだけこだわりのある毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか?